案内人
- 齋藤 二三子
- 下郷町観光ガイド協会
- テンガロハットがとてもお似合いの齋藤さん。明るく可愛くほっこりさせてくれました。
人を訪ねるローカル旅 第12弾!!
今回は、福島県南会津郡下郷町にお邪魔しました。福島県の観光名所としても有名な「大内宿」からスタートです。
江戸時代、会津から江戸に向かう下野街道の宿場として賑わった大内宿。昭和56年「重要伝統的建造物群」に指定されました。茅葺屋根の民家は、現在食事処や民芸品店などを営んでおり、今も住民が町を大切に守り続けています。
昔の雰囲気を味わえる大内宿町並み展示館
本陣の跡地に復元された本陣です。江戸の参勤の際、こちらが昼食の場として使われました。
入館してすぐの囲炉裏では、毎日火が焚かれています。昔は、煮炊き、暖をに火を焚ていました。このため、煙で柱や屋根がいぶされ墨でコーティングをされ、水分や湿気が飛ばされ、防腐・防虫効果がで、木造家屋が長持ちしたそうです。
<上段の間>
<会津天神>
会津地方では、男の子が誕生した時のお祝いに「会津天神」が贈られました。「学問の神様」菅原道真を祀ったものでか賢く健やかに成長すること願って贈られたそうです。
町並み展示館の屋根。ちょうど、痛みがひどくなってしまった部分に少しずつ差して補修する「差芽(さしがや)」をしていました。下郷町は、「結い」というまちのひとたちで助け合う精神が今もなお残っており、茅葺屋根の修繕もすべてまちのひとたちで行われます。
大内宿は、下郷町観光協会 監事の齋藤二三子さんにご案内いただきました。次回、後編でもお世話になります!